歩行中死者の7割は横断中。あなたはちゃんと交通ルールを守っていますか?
タイトルの文章、驚かせてしまい申し訳ございません。。。
これは警察庁が発行しているポスターの文言です。
警察庁の発表によると、平成29年から令和3年までの過去5年間で、自動車と歩行者が衝突した交通死亡事故は5,052件発生しており、
約7割の3,588件は歩行者が横断中の事故だそうです。
また、横断中の事故のうち、約7割の2,406件が横断歩道以外の場所を横断している時に発生しており、その中の約7割は、走行中の自動車の直前直後を横断したりするなどの法令違反があったそうです。
ちなみに兵庫県で見てみると、令和3年中の車対人の人身事故の件数は1,942件発生しており、
そのうち歩行者が道路横断中であった事故は1,172件(全体の60%)発生しています。
また、道路横断中の死者は38人で、そのうち横断歩道を横断中の死者は13人(全死者の約11.4%)となっています。
横断歩行者等妨害等違反とは
ここ数年、警察が横断歩行者等妨害等の違反に対して取り締まりに力を入れているのは皆様ご存じのことと思います。
道路交通法の第38条で横断歩道での歩行者優先が定められており、車が横断歩道を通過するとき、横断しようとする歩行者がいたら、車は横断歩道の直前で一時停止し、歩行者の通行を妨げてはならないというものです。
これに違反すると、普通車の場合、反則金が9000円、違反点数が2点課せられます。
「信号なしの横断歩道」いまだ6割の車が止まらず!
JAF(日本自動車連盟)は2022年10月24日、横断歩道の歩行者優先についての実態調査を全国で実施し、その結果を公表しました。
調査結果によると、およそ6割の車が、横断歩道で止まらないということが明らかになりました。
都道府県別に見ると、一時停止する車の割合が高かったのは、トップが長野県82.9%、次いで兵庫県64.7%とのことです。
兵庫県は全国2位という結果でしたが、私自身もっと低いと思っていたので、とても驚きました。
私は公共交通機関を利用して通勤しているのですが、横断歩道を渡ろうとする時停まってくれない車がほとんどで、非常に危険を感じます。
一方で車を運転している時は、歩行者の気持ちがわかる分、歩行者優先で安全運転を心がけています。
交通安全のため、運転者も歩行者も交通ルールをしっかりと守ることが大事です。
横断歩道における歩行者優先意識を社会全体で高め、横断歩道中の事故をなくしていきましょう!!