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「複利」の効果をご存知ですか?~着実に資産を増やすための大事な要素

複利」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。

聞いたことがあっても、実はその具体的な仕組みを理解している人は少ないと思います。

「複利」には良い複利と悪い複利の2種類があり、使い方によっては敵にも味方にもなります。といわれても、今いちピンとこない人も多いのではないでしょうか。

  • 「投資には複利という概念があるらしい。すごい効果があるみたい」
  • 「複利は実は怖いものだと聞いたけれど、何故なの?」

そこで今回は複利の効果やその活かし方、複利の歴史を解説します。複利の仕組みをきちんと理解することで、今後の資産運用で複利を味方につけられるようになるでしょう。

資産運用の強い味方!複利の仕組み

まず複利の仕組みを知ることが大切です。ここでは、資産運用における複利の効果(良い複利)についてお伝えします。

複利とは?

複利は金利の一種で、元本(元手)と利益(もうけ)の合計額にさらに利益が乗っかる仕組みのことです。

複利効果

「複利効果」とは、複利の力を活用して資産を増やす効果のことを言います。最初に投資した元本から生まれた利益(分配金や運用益など)も合わせて再投資することで、利益が利益を生んで「雪だるま式」に資産が増えていきます。この現象を「複利効果」と呼んでいます。

複利による効果について詳しくはこちらもご覧ください。

実は恐ろしい!? マイナスの複利効果

このように資産運用をするうえでは心強い味方になってくれる複利ですが、使い方を間違えると恐ろしいマイナスのダメージを引き起こすリスクがあります。その代表的なものが「借金」です。

資産運用において複利は、利益が利益を生んで「雪だるま式」に資産を拡大させるという良い効果があります。しかし、その仕組みは借金に関しても全く同じなのです。

要は借金の場合、膨らんでいくのは利益ではなく「利息」です。「借金の利息がさらに利息を生み、どんどん借金が雪だるま式に増えていく」という悪循環に陥ってしまいます。

消費者ローンでお金を借りて早く返済できていないと、借りている期間中金利がかかり続けて、「返しても返しても元本が減らない」など、最終的に返済する総額がもともと借りた元本の何倍にもなってしまうようなケースを指します。

もちろんすべての借金が悪いというわけではありません。住宅など大きな金額のものはよほどの資産家でない限り、現実的にはローンを組まないと購入できませんし、国も国民の住宅取得を後押しするために「住宅ローン控除」という減税の仕組みを設けています。よって住宅ローンは例外で「よい借金」と言えます。

複利も仕組みは同じですが、使い方によって強い味方にも恐ろしい敵にもなり得るという側面を持っているわけです。このように、複利には怖い一面があることをよく理解しつつ、資産運用においては上手に活用していきましょう。

複利の歴史と偉人

複利の歴史はとても長く、現代では投資の神様ともいわれる米国のウォーレン・バフェット氏が、複利を活用して莫大な資産を築き上げました。また古くはアインシュタインや豊臣秀吉の複利に関するエピソードが残っています。私たちも複利の恩恵に預かるべく、その歴史を振り返ってみましょう。

ウォーレン・バフェット

投資に関心のある人なら聞いたことがある名前ですね。

ウォーレン・バフェットは、複利を活かして莫大な資産を築き上げた偉大な投資家の1人で、「投資の神様」「オマハの賢人」とも呼ばれている人物です。

しかも増やした資産の多くを寄付に充てる慈善家であり、自身はこのようにメディアに語っています。

「これまで私は世界各国に家を持ちたいとか、高級車を何台も所有したいとか、そういった類の“贅沢”をしたいと思ったことはありません。朝食はいつもマクドナルドで$3.17(約330円)、それ以上は使いません。携帯電話も$20(約2,200円)のいわゆる“ガラケー”でしたが、最近遂にiPhone11に機種変更しました。しかし、ただの電話として使っていますが」

また1958年に$31,500(約330万円)で購入したネブラスカ州オマハの自宅に今でも住んでいる。ちなみにその自宅の価値は現在$652,619(約7千万円)に跳ね上がっているのだから、まさに “賢人” と言えますね。

彼が経営する「バークシャー・ハサウェイ」社の2022年1月の時価総額は約1兆ドル(約100兆円)に迫り、彼自身の個人資産も2021年に1000億ドル(約10兆円)を超え、世界で資産1000億ドルを持つ6人目の人物となりました。このように驚くべき資産を持つバフェットですが、その彼も複利の力を活用して資産を築き上げたのです。

バフェットが唯一、自ら公認している伝記のタイトルは「スノーボール」。スノーボールとは「雪だるま」のことですが、前述のように複利が雪だるまに例えられることに由来しています。本のタイトルからも、複利をどれほど思っているかが分かるでしょう。

また、バフェットは「できる限りくっつきやすい雪を見つけ、その雪をできる限り長く坂を転がすことだ」という言葉を残しています。これは、利益を上げる高収益の優良銘柄をくっつきやすい雪に例え、その優良銘柄を長く持つことで複利の恩恵(効果)を受けることができるという意味です。

実際に彼自身も、アメリカを代表する清涼飲料水メーカーのコカ・コーラ社や、アメリカの銀行バンク・オブ・アメリカ、アップル社、アメリカンエキスプレス社といった優良銘柄を長期的に運用することにより、複利の効果(=企業の成長による株価上昇)を味方に付けて莫大な資産を築き上げたのです。

アルベルト・アインシュタイン

学校の教科書にも出てきて、誰もが知っているかの有名な偉人!

相対性理論を提唱し1921年にノーベル物理学賞を受賞し「20世紀最高の物理学者」とも呼ばれるアルベルト・アインシュタインも、意外ですが複利に関して次のような名言を残しています。

  • 宇宙で最も偉大な力
  • 人類最大の発明
  • 知っている人は複利で稼ぎ、知らない人は利息を払う

1916年に残したとされるこれらの言葉ですが、特に3つ目の「知っている人は複利で稼ぎ、知らない人は利息を払う」は、先ほどの「良い複利」と「悪い複利」のことを指し、今でも十分に通用する内容ですよね。

豊臣秀吉

続いて日本人で歴史上有名な戦国武将、秀吉公!

戦国時代から安土桃山時代にかけて活躍した豊臣秀吉も、複利の絶大な効果を知る人物です。秀吉についても、複利に関する以下のエピソードが残っています。豊臣秀吉は、家臣の1人である「曽呂利新左衛門」に褒美を取らせることにしました。

秀吉に「褒美は何が良いか?」と尋ねられた曽呂利新左衛門は、少し考えて「1日目に米を1粒。2日目には2粒、3日目には4粒…」というように、米1粒から始めて前日の倍の米粒を30日間欲しいと申し出ました。秀吉は大した量にはならないと考えて、その申し出を快く受け入れました。しかし、日に日に増えていく米粒に驚き、慌てて別の褒美に変えてもらったとのことです。

もし、曽呂利新左衛門の申し出通りに30日間米を与えた場合、約5億3600万粒になる計算で、現在の基準に当てはめると約12トン!です。たった1粒の米から12トンになることは、想像できないでしょう。秀吉の名言ではありませんが、こちらのエピソードも、複利の絶大な効果が分かるエピソードです。

複利の効果を得る3つの方法

現代の世界で、実際に複利の効果を得るには、どうしたらよいのかと疑問に思うかもしれません。本項では、複利の効果を得るための3つの方法を紹介します。この方法を参考に、ぜひご自身の資産運用に活用してみてください。

長期的な運用を行う

複利の効果を得るための1つ目の方法として、長期の資産運用があります。複利の効果は、時間と共に大きくなるという特徴があります。そのため、長期的な資産運用が必要になるのです。

具体例を考えてみましょう。例えば、元本100万円を投資信託に投資し、5%の利回りで運用したとします。最初の年の利益は5万円ですが、得た利益を再投資していくことで、翌年は約10.2万円、5年後は約27万円、10年後は約63万円と徐々に増えていきます。

このように複利の効果で利益は徐々に増えていくため、長期的な資産運用が重要になるのです。もちろん、投資環境によっては5%の利回りを達成するのが難しい年もあるでしょう。しかし、平均利回り5%であれば、同じような結果を得ることができます。利益が出にくい難しい相場の時があるかもしれませんが、資産運用を継続することが大切といえるでしょう。

運用益や分配金を再投資する

複利の効果を得るためは、元本を増やすことも重要な方法の1つです。資産運用で生み出した分配金や運用益などの利益を再投資することにより、元本を増やせます。元本の増加に従って、運用できる資産も増え、結果的に複利の効果を得やすくなるでしょう。

しかし、再投資による複利の効果を理解していても、実行できない局面が起こり得ます。例えば、ご自身の生活が忙しくなることで再投資を忘れてしまったり、相場状況の悪化で再投資をためらったりしてしまうケースです。

そこで、おすすめしたいのが「再投資型」の投資信託です。投資信託はファンドとも呼ばれ、投資のプロが投資家から集めたお金を株式や債券などに投資・運用する投資商品です。再投資型とは、分配金を支払う代わりに、資産運用で生じた利益を自動で再投資する投資信託の仕組みのことです。

再投資型の投資信託は自動で再投資されるため、ご自身で行う操作や手続きがなく、手間がかかりません。さらに、機械的に再投資を行うので、荒れ相場でも感情抜きに再投資ができます。投資初心者の方でも始めやすい、おすすめの複利です。

複利を味方につけて長期資産形成の実行を

人生100年時代の長生きリスクを想定して、老後安心して過ごすための資産形成は不可欠です。着実に将来の老後資産を築くためにも、複利を活かした株式を中心とした積立投資で資産を増やしていくことが重要です

日々の生活のその先に待ち受ける老後資金の準備は計画的に早くからコツコツと始めることが重要です。

やはり、安全に資産を増やしていくには、長期資産形成を前提とした「資産形成(長期・積立・分散)」を地道に続けていくことが何よりも重要です。

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