【がん】最新のがん治療とは?がんの治療法について解説!
みなさんはがんの事についてどれくらいご存じですか?
何となく怖い病気、難しい病気いろいろなイメージがあると思います。
しかし、怖く感じるのは知らないからです。向き合って正しい知識を身に着ければこれからのことを考える余裕が生まれます。
今回はがんの治療法について解説します!
がん治療は「手術」「放射線治療」「薬物療法」「緩和ケア」の4種類があります。
どれかひとつの治療を進めることもあれば、複数を組み合わせて治療を進めることもあります。
4つのがん治療法
①手術
がんを根源から断つために、がんのある箇所を切除します。
手術の最大のメリットはがんを完全に除去することが望める点です。
ただし、見えない広がりに対して周辺の正常組織やリンパ節も一緒に切除することもあり、
部分的に身体の機能を失ってしまうケースもあります。
ただし、初期段階のがんでは、術後の負担軽減のために切開部分が少なくて済む「腹腔鏡手術」や「内視鏡手術」を行うケースが多いです。
除去できる状態のがんであれば、手術によって完治も期待できます。
②放射線治療
病巣への放射線の照射により、正常な機能を残しながらがん細胞を破壊します。
DNAを傷つける放射線の性質を利用して、がん細胞を死滅させるものです。
対外照射は体にメスを入れることがないため、全身への負担が比較的軽いこと、がん病巣だけを狙い撃ちするため、
副作用が少ないことがメリットです。
ただし、がんの周囲も放射線の影響を受けることで、治療直後またはしばらく経ってから
吐き気や皮膚の炎症などの副作用が起こることがあるので注意が必要です。
③薬物療法
細胞の分裂・増殖を阻害することでがん細胞を攻撃します。
抗がん剤やホルモン剤などの薬剤を経口や点滴で投与する治療法です。
その薬剤によりがん細胞の分裂・増殖を抑えたり、がん細胞への攻撃力を高める治療です。
薬物療法は全身への効果が期待できるのが特徴で、転移したがんや、目には見えなくても、どこかへ潜んでいる可能性のある
がんの治療にも効果を発揮します。
一方で、正常な細胞も影響を受け脱毛や吐き気、下痢・便秘・発疹などの副作用がでることがあります。
④緩和ケア
がんとその治療による身体と心の苦痛を和らげるためのケアは、治療と並行して行われます。
がん治療の終末期だけでなく、診断された時から始まります。
緩和ケアは終末期に受けるものというイメージがあるかもしれませんが、治療の初期段階から取り入れられています。
治療中の身体と心の痛みをケアすることは、QOL(クオリティオブライフ、生活の質)を向上させるためにも大切なことです。
早期の緩和ケアによってQOLを向上させることで、生存期間が長くなるという報告もあります。
いかがでしたか?治療法だけでも知らないことが意外とあったのではないでしょうか?
知識は武器です。
知ることで必要以上に怖がる必要がなくなります。
これからも生活に関わることを日々発信していきます!